野鳥観光コーディネートデスク概要
東北海道エリアの野鳥観光は、主に欧米豪層を中心にコアなバーダーから人気を博してきましたが、まだまだ大きな可能性を秘めています。2023年のアドベンチャートラベルワールドサミットを見据え、そしてそれ以降もより充実して知床ねむろエリア、ひがし北海道の野鳥観光を推進するため、日本国内・日本国外を問わず旅行会社・メディア・一般の方からの問い合わせを一手に担い、より満足度の高い案内をすることを目的として野鳥観光コーディネートデスクを開設いたします。
サービス内容
旅行会社 向け
- ツアー催行時のガイド紹介・手配協力
- バードウォッチングツアーの造成支援
- パンフレット掲載に必要な画像素材提供
- エリア内で観察できる野鳥情報の提供
- 交通・宿泊・食事などの情報提供
メディア 向け
- 取材時のガイド紹介・手配協力
- 企画支援・制作に係るアドバイス
- 記事制作に必要な画像素材提供
- エリア内で観察できる野鳥情報の提供
- 交通・宿泊・食事などの情報提供
一般の方 向け
- 来訪時のガイド紹介・手配協力
- エリア内で観察できる野鳥情報の提供
- 交通・宿泊・食事などの情報提供
コーディネートサービスを利用する
サービスを利用する場合は、下記のメールアドレスからメールをご送信ください。東北海道エリアの野鳥観光に造詣の深いメンバーがご案内します。
- メールを送信する際は「氏名」「立場(旅行会社/メディア/一般の方)」「質問内容」を必ず記載してください
- 基本的にメールによるテキストベースのご対応とさせていただきます
- メール確認後お返事をさせていただきます。返信がない場合、お手数ですが再度ご連絡ください
- 対応言語は日本語・英語とさせていただきます
Far East Birding とは?
ひがし北海道は、オホーツク海と太平洋の二つの海に囲まれ、雄大な山脈、森林、草原、湿原・湿地、湖、河川、入り江・干潟、海など、多様な自然環境に恵まれています。
「釧路湿原」「阿寒摩周」「知床」の3つの国立公園があり、「知床」 は、2005年7月、世界自然遺産に登録されました。 また、「釧路湿原」「阿寒湖」「厚岸湖・別寒辺牛湿原」「霧多布湿原」 「風蓮湖・春国岱」「野付半島・野付湾」「濤沸湖」がラムサール条約湿地に登録されています。
“野鳥の楽園”と呼ばれるこの地域では、タンチョウ、シマフクロウ、オオワシ、オジロワシ、エトピリカ、ウミスズメ、ウミガラス、ケイマフリ、チシマウガラス、コクガン、アカアシシギ、クマゲラなどの希少種が暮らすほか、エゾライチョウ、シノリガモ、コオリガモ、ケアシノスリ、エゾフクロウ、チゴハヤブサ、ミヤマカケス、ハシブトガラ、シマエナガ、マキノセンニュウ、ノゴマ、ベニヒワ、ハギマシコ、ギンザンマシコ、ユキホオジロなど、日本で確認されている野鳥の6 割以上を見ることができます。
【タンチョウの観察】
冬は、釧路市阿寒町や鶴居村の給餌場に生息数の8割が集まります。 阿寒町には「阿寒国際ツルセンター」、鶴居村には「鶴見台」「鶴居・ 伊藤タンチョウサンクチュアリ」の大規模な給餌場で求愛ダンスや餌を食べ過ごす様子が観察できます。そのほか鶴居村では、早朝 「音羽橋」から、けあらしのなか幻想的なねぐらの風景を見ることもできます。夕方「菊池牧場」から、夕日のなか群れでねぐらに帰る様子も見ることができます。 夏は、風蓮湖や野付半島などの東北海道の各地の湿原で子育てをする姿に出会えることもあります。
【オオワシ・オジロワシの観察】
10月下旬、サハリンなどから渡ってきます。湖が結氷するまでは 野付半島で多く見られ、1月になると結氷した風蓮湖湖岸で見られるようになり、3月下旬まで道東海岸域で観察できます。 また2月になると、羅臼沖の流氷にたたずむ姿を観察・撮影できるクルーズが、世界的に有名です。
【エトピリカなどの海鳥の観察】
6~8月にかけてエトピリカを見ることのできる根室の落石ネイチャークルーズが大人気です。冬は、根室の落石と歯舞のクルーズからウミスズメ類など多様な海鳥たちに出会えます。夏の羅臼のクルーズでは、クジラやシャチとともに海峡を埋め尽くす数万羽のミズナギドリ類を見ることができます。
【シマフクロウの観察】
北海道内に約170羽しか生息していなく、環境省などにより保護増殖が行われています。現在は、羅臼や養老牛温泉の宿からのみ見ることをおすすめしています。将来、個体数が増えるためにもご協力をお願いします。